心理セラピーを受けるにあたって大切なこと
心理セラピーは自分自身と向き合い、
これまでの生き方やこれからの人生を見つめなおしたい
そのような ご本人の想い(動機)があって初めて効果が生まれます
そのため 心理セラピーでは
「気分がスッキリしました」
そのようなその場だけのスッキリ感を味わうことを求めている限り
セラピーを何回受けても変わりません
心理セラピーを受けるにあたってご注意いただきたいことがあります
「私がこう思っているのだから、相手もそう思っているに違いない」
このような状態を投影と言います
投影は 心理セラピーの障害になってしまいます。
このような問題は 自分と他人との区別が理解されていない場合に起こってしまいます。
「自分と相手は別の人間である」
「自分がそうして欲しいからといって相手がそうしてくれるとは限らない」
「自分がそう思うからといって、相手がそう思っているとは限らない」
そのように理解していることが大切です
「セラピストがどうにかしてくれるだろう」
このような受身的姿勢は、心理セラピーにおいては良い結果を生みません
なぜなら 元々 人が皆持っている
自己変容する力が発動しにくくなってしまうからです
心理セラピーにおいて
自分に変化/変容をもたらす主体は、あくまでクライアント自身です。
セラピストは クライアントが自分の内面に向き合い、
その過程で新しい視点をもたらしたり
行き詰っているポイントを明確に抽出するなど
あくまでプロのサポーターとしての役割を担っています
つまり セラピストは
クライアントの代わりに生きたり、人生を背負ったり
クライアントが直面する問題に直接答えを出したりする役割ではありません
心理セラピーでは 自分の内面を見つめていき そこで感じたモノを
言葉やイメージで表現をしていきます
それを対話によってセラピストと共にその意味について考えていくのですが、
その自分の内面を見つめていく過程で
過去に受けた心の傷(トラウマ)であったり
今まで避けてきた問題と向き合わざるを得ないこともあります
つまりは 自分にとって
辛い出来事や避けてきたことを振り返ることでもある為
精神病の既往のある方
精神安定剤などを服用中の方
妊娠中の方
未成年の方など
ご本人のモチベーションが万全であったとしても
作業が難航し効果が生じ難くなってしまう為 セラピーはお受けしておりません